すてぴあGCPを勉強し始めたんだけど、Compute EngineとかCloud RunとかVertex AIとか、名前が多すぎて何が何なのかさっぱりわからないわ…



GCPあるあるだよね。でも最初から全部覚えようとしなくていいんだ。よく出る20語だけ押さえておけば、入門記事やチュートリアルがかなり読みやすくなるよ。特にGCPはAIやデータ分析に強いクラウドだから、「何に使うか」でサービスを分類できると一気に見通しがよくなるよ。
GCPは最初から全サービスを覚えようとすると、高確率で挫折します。
大事なのは「何に使うか」をざっくり把握すること。
それだけで管理画面やドキュメントの見え方がかなり変わります。
- Compute EngineとCloud RunとCloud Functionsの違いがよくわからない
- Cloud StorageとPersistent Diskはどちらもストレージなのに何が違うの?
- プロジェクトという概念がAWSと違って混乱する
- 無料トライアルのつもりで使っていたら知らぬ間に課金されていた
この記事では、こうした悩みを解消するために、GCP初心者が最初に押さえるべき基本用語20個を「何に使うか」を中心にわかりやすく解説します。
- GCPの全体像と5つのカテゴリ分類
- Compute Engine・BigQuery・Cloud Runなど基本用語20語の意味と使い方
- Cloud StorageとPersistent Diskの違い・Cloud RunとCloud Functionsの違いなど混同しやすい用語の整理
- GCPの料金で失敗しないために知っておきたい用語
- 個人開発でGCPを使うべきかどうかの判断基準
GCP用語を覚える前に知っておきたい全体像



そもそもGCPって何?AWSとどう違うの?



GCPはGoogleが提供するクラウドサービスの総称だよ。サーバー・DB・ストレージ・AI・データ分析まで、インターネット経由で必要な分だけ使える仕組みのこと。AWSが「なんでも揃う万能選手」なら、GCPは特に「データ分析とAI・機械学習に強い専門家」というイメージに近いかな。
GCPには多くのサービスがありますが、初心者はまず以下の5つのカテゴリに分けて考えると理解しやすくなります。
| カテゴリ | 代表サービス | 役割 |
|---|---|---|
| サーバー・実行環境 | Compute Engine / Cloud Run / Cloud Functions | アプリや処理を動かす |
| ストレージ | Cloud Storage / Persistent Disk | ファイルやディスクを保存する |
| データベース・分析 | Cloud SQL / BigQuery | データを管理・分析する |
| ネットワーク | VPCネットワーク / サブネット / Firewall Rules / Cloud Load Balancing | 通信経路を管理する |
| AI・運用・権限 | Vertex AI / IAM / Cloud Monitoring | AI活用・権限管理・監視を行う |
「このサービスはサーバー系」「これはデータ分析系」とカテゴリで分類できるようになるだけで、GCPの理解はかなり進みます。
最初からサービス名を暗記しようとするより、まずこの5分類を頭に入れておきましょう!
これだけは押さえたいGCP基本用語20選
最初は完璧に覚える必要はありません。
「聞いたことがある」「何となく役割がわかる」くらいで十分です!
① GCP / Google Cloud|Googleのクラウド道具箱
GCPとはGoogle Cloud Platformの略で、Googleが提供するクラウドサービスの総称です。
現在は「Google Cloud」と呼ばれることも増えていますが、エンジニア同士の会話や日本語記事では今でも「GCP」が使われる場面が多いです。
どちらも同じものを指しています。
仮想サーバー・ストレージ・データベース・AI・機械学習・データ分析など、IT基盤として必要な機能をインターネット経由で使えます。
特にデータ処理・AI・検索・分析基盤に強いのがGCPの大きな特徴です。
② プロジェクト|GCPの作業スペース
プロジェクトとは、GCPでリソースを管理する基本単位です。
Compute Engine・Cloud Storage・BigQueryなどのサービスは、基本的にプロジェクトの中に作成します。
AWSではアカウントやリージョンを意識することが多いですが、GCPでは「まずプロジェクトを作ってから使い始める」という流れになります。
最初は少し戸惑うかもしれませんが、慣れると管理しやすい仕組みですよ!
| 使い方の例 | プロジェクト名のイメージ |
|---|---|
| 学習用 | gcp-study |
| 個人開発用 | my-portfolio-app |
| 本番用 | production-app |
| 検証用 | test-environment |
用途ごとにプロジェクトを分けると、料金や権限の管理がしやすくなります。
③ リージョン|GCPを使う地域
リージョンとは、GCPのデータセンターがある地域のことです。
日本向けのサービスなら東京リージョンや大阪リージョンを選ぶことが多く、海外ユーザーも視野に入れる場合はユーザーに近い地域を選びます。
| 選ぶ理由 | 内容 |
|---|---|
| 表示速度 | ユーザーに近いリージョンほど通信が速い |
| 障害対策 | 複数リージョンに分散することで可用性を高められる |
| 法律・規制 | データを置く国や地域が重要になる場合がある |
初心者はまず、「日本向けサービスなら日本のリージョンを選ぶ」と覚えておけばOKです。
④ ゾーン|リージョン内のデータセンター区画
ゾーンとは、リージョン内にある独立したデータセンターの単位です。
AWSのアベイラビリティゾーンと同じ考え方です。1つのリージョン内に複数のゾーンがあり、複数ゾーンにリソースを分散させることで障害に強い構成を作ることができます。
Compute EngineでVMを作るときにゾーンを選ぶ場面がありますが、最初はあまり深く考えなくて大丈夫です。
「リージョンの中にある複数のデータセンター区画」とだけ覚えておきましょう。
⑤ Compute Engine|GCP上の仮想サーバー
Compute Engineは、GCPで仮想サーバーを作成できるサービスです。
AWSのEC2に近いサービスで、LinuxやWindowsの仮想マシンを数分で立ち上げられます。
Webアプリ・APIサーバー・検証環境・WordPressなどを動かすことができます。
VPSに近い感覚で使えますが、従量課金のため放置すると料金が発生し続けるので要注意。
使い終わったら停止・削除する習慣をつけましょう。小規模な個人開発であれば、月額固定のVPSの方が料金管理しやすい場合もあります。
⑥ VMインスタンス|起動しているサーバー1台
VMインスタンスとは、Compute Engineで作成した仮想サーバー1台のことです。
VMはVirtual Machineの略で、日本語では仮想マシンと呼ばれます。
Compute EngineでUbuntuサーバーを1台作ったなら、それが「VMインスタンス」です。
| 用途 | インスタンスのイメージ |
|---|---|
| 学習用 | 小さめのVM |
| Webアプリ | 標準的なVM |
| 高負荷処理 | CPUやメモリが多いVM |
| AI・機械学習 | GPU付きVM |
学習目的なら最初は小さいVMから始めましょう。使い終わったら停止・削除するのが鉄則です。
⑦ Cloud Storage|GCP上の大きなファイル倉庫
Cloud Storageは、GCPでファイルを保存するためのストレージサービスです。
AWSのS3に近いサービスで、画像・動画・ログ・バックアップ・静的サイトのファイルなど様々なものを保存できます。
| 用途 | 例 |
|---|---|
| 画像保存 | Webサイトやアプリの画像 |
| バックアップ | DBやログのバックアップ先 |
| 静的サイト | HTML/CSS/JavaScriptの公開 |
| データ分析連携 | BigQuery用のデータ保存 |
⑧ バケット|Cloud Storageの中のファイル入れ
バケットとは、Cloud Storageでファイルを入れるための「箱」のことです。
Cloud Storageではいきなりファイルを保存するのではなく、まずバケットを作成してからその中にファイルを保存します。
画像を保存するなら「image-storage」、ログを保存するなら「app-logs」のように、用途別にバケットを分けるのが一般的です。
Web公開用とバックアップ用ではアクセス権限を分けて管理するのが安全です。
⑨ Persistent Disk|VMにくっつけるディスク
Persistent Diskは、Compute EngineのVMインスタンスに接続して使うディスクです。
AWSのEBSに近いサービスで、VMのOS・アプリ・データベースファイルなどを保存します。
Cloud Storageとよく混同されますが、役割はまったく異なります。
| 項目 | Cloud Storage | Persistent Disk |
|---|---|---|
| 役割 | ファイル置き場 | VMに接続するディスク |
| 使い方 | 画像・ログ・バックアップ保存 | OS・アプリ・DB保存 |
| イメージ | 倉庫 | サーバーのSSD/HDD |
VMを削除してもPersistent Diskが残っていると料金が発生し続けます。
不要なディスクも忘れずに削除しましょう。
⑩ Cloud SQL|GCPが管理してくれるデータベース
Cloud SQLは、GCPでリレーショナルデータベースを使えるサービスです。
MySQL・PostgreSQL・SQL ServerなどをGCP上で利用でき、バックアップやメンテナンスをGCP側が管理してくれます。
| 構成 | 特徴 |
|---|---|
| VMにDBを入れる | 安く済む場合もあるが、管理はすべて自分 |
| Cloud SQLを使う | 管理が楽になるが、料金は上がりやすい |
学習目的なら便利ですが、本番利用では料金も確認しておきましょう。
小規模な個人開発では最初からCloud SQLを使うとコストが上がることがあります。
⑪ BigQuery|大量データを高速に分析するサービス
BigQueryは、GCPを代表するデータ分析サービスです。
SQLを使って、アクセスログ・売上データ・広告データ・ユーザー行動データなどを高速に分析できます。
「GCPといえばBigQuery」というほど有名なサービスで、特にデータエンジニアやデータアナリストの間では広く使われています。
- Webサイトのアクセス分析
- ECサイトの売上・在庫分析
- 広告データの集計・レポート
- 大量ログの検索・集計



サーバー系・ストレージ系・データベース系まで来たわ!だんだん頭の中が整理されてきた気がする。
⑫ VPCネットワーク|GCP上の自分専用ネットワーク
VPCネットワークは、GCP上に作る自分専用の仮想ネットワークです。
Compute EngineやCloud SQLなどのリソースは、このネットワークの中で通信します。
AWSのVPCと似た概念ですが、GCPのVPCはグローバルな設計になっている点が異なります。
初心者はそこまで細かく理解しなくても大丈夫です。まずは以下の関係だけ押さえておきましょう。
- VPCネットワーク = GCP内のネットワーク空間
- サブネット = その中の区画
- Firewall Rules = 通信を許可・拒否するルール
⑬ サブネット|VPCを分割した区画
サブネットとは、VPCネットワークの中を分割したネットワーク区画です。
VMインスタンスを作成するとき、どのサブネットに配置するかを選ぶことがあります。GCPのサブネットはリージョン単位で作成されます。
VPCが「敷地全体」、サブネットが「部屋」のようなものと理解すればOKです。
Webサーバーとデータベースを別のサブネットに配置することで、セキュリティの管理がしやすくなります。
⑭ Firewall Rules|通信を制御する門番
Firewall Rulesは、GCPで通信を制御するためのルールです。
AWSのセキュリティグループに近い役割で、「どの通信を許可し、どの通信を拒否するか」を設定します。
| 許可する通信 | 用途 |
|---|---|
| 22番ポート | SSH接続 |
| 80番ポート | HTTP通信 |
| 443番ポート | HTTPS通信 |
| 3306番ポート | MySQL接続 |
設定を間違えるとSSH接続できなかったり、不要なポートを世界に公開してしまうリスクがあります。
SSHの22番ポートは全世界に開けっぱなしにしないこと。
自分のIPアドレスだけ許可する設定にしましょう。
⑮ IAM|GCPの権限を管理する仕組み
IAMは、GCPの権限管理サービスです。
「誰が」「どのGCPサービスを」「どこまで操作できるか」を細かく設定できます。
| 権限の例 | 内容 |
|---|---|
| オーナー | ほぼすべて操作できる |
| 編集者 | 多くのリソースを変更できる |
| 閲覧者 | 見るだけ |
| 特定サービスの権限 | BigQueryだけ操作、Storageだけ操作など |
IAMはセキュリティ上とても重要です。
全員に強い権限を付けるのではなく、必要な人に必要な権限だけを付ける「最小権限」の考え方を覚えておきましょう。



IAMの設定を甘くすると、誰かが誤って重要なリソースを削除したり、不正アクセスされたときの被害が一気に広がります。GCPを使い始めたら、権限設定は最初からしっかり意識しておきましょう!
⑯ Cloud Run|コンテナアプリを簡単に公開できる場所
Cloud Runは、コンテナ化したアプリをサーバー管理なしで動かせるサービスです。
Dockerで作ったWebアプリやAPIを、比較的シンプルに公開できます。
GCPの中でも個人開発者に人気のあるサービスのひとつです。
- Node.jsやPythonのWebアプリ
- APIサーバー
- 小規模なバックエンド処理
- コンテナ化した個人開発アプリ
Compute EngineのようにVMを管理する必要が少なく、アクセスがないときは自動的にスケールダウンできるため、効率よく使えるのが特徴です。
⑰ Cloud Functions|必要なときだけ動く小さなプログラム
Cloud Functionsは、サーバーを管理せずに小さなプログラムを実行できるサービスです。
AWSのLambdaに近いサービスで、イベントをトリガーにして自動的に処理を実行します。
Cloud RunとCloud Functionsは似ていますが、ざっくり以下のように使い分けるとわかりやすいです。
| サービス | 向いている用途 |
|---|---|
| Cloud Run | コンテナ化したWebアプリやAPI |
| Cloud Functions | イベントに応じた小さな自動処理 |
WebアプリならCloud Run、「ファイルがアップロードされたら処理する」「定期的にデータを取得する」といった自動処理ならCloud Functionsと覚えておきましょう。
⑱ Cloud Load Balancing|アクセスを振り分ける交通整理係
Cloud Load Balancingは、ユーザーからのアクセスを複数のサーバーやサービスに振り分ける仕組みです。
アクセスが増えてVMインスタンスを複数台にした場合、どのVMにアクセスを送るかを均等に分配する役割を担います。
個人開発の初期段階ではあまり必要になりませんが、大規模化や高可用性を考える段階では重要な存在になります。
⑲ Cloud Monitoring|GCPの健康状態を見るモニター
Cloud Monitoringは、GCPのリソースやアプリの状態を監視するサービスです。
VMのCPU使用率・メモリ・ログ・エラー・アラートなどを確認できます。
Cloud Loggingと組み合わせると、アプリのログ確認やエラー調査もしやすくなります。
サービスは作って終わりではありません。
「正常に動いているか」「エラーが出ていないか」「負荷が上がっていないか」を監視する習慣をつけることが大切です。
VMやCloud Runを使い始めたら、Cloud MonitoringとCloud Loggingの存在は知っておきましょう。
⑳ Vertex AI|GCPでAI・機械学習を使うための総合サービス
Vertex AIは、GCPのAI・機械学習プラットフォームです。
機械学習モデルの構築・学習・デプロイ・管理などをまとめて行えます。
GCPがAIに強いクラウドと言われる理由のひとつが、このVertex AIの充実ぶりです。
- 機械学習モデルの作成・学習
- 予測モデルの構築・運用
- 画像・テキストデータの分析
- 生成AI関連機能の活用
初心者がいきなり本格的な機械学習を始めるのはかなり難しいですが、AI・機械学習に興味があるならVertex AIという名前はしっかり覚えておきましょう。
GCPを学ぶ大きなモチベーションになるサービスです。
【早見表】GCP基本用語20語まとめ
ここまで紹介した20語を一覧で確認できます。
迷ったときの辞書として使ってください。
| 用語 | 一言イメージ | カテゴリ |
|---|---|---|
| GCP / Google Cloud | Googleのクラウド道具箱 | 全体 |
| プロジェクト | GCPの作業スペース | 基礎 |
| リージョン | GCPを使う地域 | 基礎 |
| ゾーン | リージョン内のデータセンター区画 | 基礎 |
| Compute Engine | GCP上の仮想サーバー | サーバー |
| VMインスタンス | 起動しているサーバー1台 | サーバー |
| Cloud Storage | ファイル保存用の倉庫 | ストレージ |
| バケット | ファイルを入れる箱 | ストレージ |
| Persistent Disk | VMに接続するディスク | ストレージ |
| Cloud SQL | GCP管理のデータベース | データベース |
| BigQuery | 大量データの高速分析 | データ分析 |
| VPCネットワーク | GCP上の自分専用ネットワーク | ネットワーク |
| サブネット | VPC内のネットワーク区画 | ネットワーク |
| Firewall Rules | 通信を制御する門番 | セキュリティ |
| IAM | 権限管理の仕組み | セキュリティ |
| Cloud Run | コンテナアプリの実行環境 | サーバーレス |
| Cloud Functions | 必要なときだけ動く処理 | サーバーレス |
| Cloud Load Balancing | アクセスの振り分け役 | 負荷分散 |
| Cloud Monitoring | GCPの監視モニター | 運用 |
| Vertex AI | AI・機械学習の総合サービス | AI |
料金で失敗しないために覚えておきたい用語



GCPって無料トライアルがあるって聞いたけど、課金される心配はないの?



残念ながら油断は禁物なんだよ。VMを停止してもPersistent Diskが残ったり、BigQueryで大きなデータを何度も分析したりすると気づかないうちに料金が増えることがある。最初に料金関係の用語だけは把握しておこう。
- 無料トライアル
-
GCPには無料トライアルや無料枠が用意されていますが、すべてのサービスが無制限に無料になるわけではありません。
対象サービス・利用上限・クレジットの有効期限などを事前に確認しましょう。
「無料トライアル=何でも完全無料」と考えない方が安全です。
- 従量課金
-
使った分だけ料金が発生する仕組みです。
VMの起動時間・ディスク容量・ストレージ容量・データ転送量・BigQueryの処理量などで料金が変わります。
月額固定のVPSと違い、使い方によって大きく変わる点に注意が必要です。
- 予算アラート
-
設定した金額に近づいたときにメールで通知してくれる機能です。
月1,000円・月3,000円など上限を設定しておけば、使いすぎに気づきやすくなります。
GCPを使い始めたら最初に設定すべき機能のひとつです。
- ディスク料金
-
Compute EngineのVMを停止しても、Persistent Diskが残っていると料金が発生し続けます。
「サーバーを止めたから完全無料」にはならない点に注意しましょう。
不要なVMと一緒に、不要なディスクも削除する習慣をつけてください。
- BigQueryのクエリ料金
-
BigQueryではデータを分析するクエリの処理量に応じて料金が発生する場合があります。
大量データを何度も処理すると料金が増えることがあるため、初心者はまず小さなサンプルデータから試すのがおすすめです。
個人開発でGCPは必要?VPSとの比較で考えよう
GCPは高機能ですが、個人開発では最初からGCPを使う必要はありません。
「GCPでなければならない理由があるか」を先に考えるのが、コスト面でも学習面でも失敗しにくい選び方です。
| 項目 | GCP | VPS |
|---|---|---|
| 料金体系 | 従量課金 | 月額固定が多い |
| 拡張性 | 高い | 中程度 |
| AI・データ分析 | ◎ | △ |
| 初心者の扱いやすさ | やや難しい | 比較的わかりやすい |
| 小規模アプリ | 過剰になることも | 向いている |
| 大規模サービス | ◎ | 限界あり |
- GCPが向いているケース
- VPSで十分なケース



私自身も、個人開発レベルでは「クラウドでなければいけない理由」がないケースは結構あると感じています。特に料金管理に慣れていない初心者は、まずVPSでサーバーの基本を学んで、やりたいことが明確になってからGCPに進む流れでも十分だと思いますよ。


GCP用語を効率よく覚えるコツ3つ
- ① 全部覚えようとしない
-
GCPにも膨大な数のサービスがあります。最初から全部覚えようとすると挫折するだけです。
まずはこの記事で紹介した20語、中でもプロジェクト・Compute Engine・Cloud Storage・Cloud SQL・BigQuery・IAM・VPCネットワーク・Firewall Rules・Cloud Runの9語を優先しましょう。
- ② 実際に小さく触りながら覚える
-
GCP用語は読むだけでは定着しにくいです。
実際にプロジェクトを作り、Compute EngineでVMを作成したり、Cloud Storageにファイルをアップロードしたりすると理解が一気に進みます。
ただし使い終わったら必ず停止・削除し、予算アラートも忘れずに設定しましょう。
- ③ 「何に使うサービスか」で覚える
-
正式名称から覚えようとすると難しいです。
「Compute Engine=仮想サーバー」「Cloud Storage=ファイル置き場」「BigQuery=データ分析」「Cloud Run=コンテナ実行」「Vertex AI=AI・機械学習」のように、役割で覚える方が実用的です。
正確な定義より、ざっくりとした用途を優先して頭に入れましょう。
よくある質問
- GCP初心者が最初に覚えるべき用語はどれですか?
-
プロジェクト・Compute Engine・Cloud Storage・Cloud SQL・BigQuery・IAM・VPCネットワーク・Firewall Rules・Cloud Runの9語を優先的に覚えることをおすすめします。
Compute Engineは仮想サーバー・Cloud Storageはファイル保存・BigQueryはデータ分析・IAMは権限管理、と役割で覚えるとわかりやすいです。
- GCPとGoogle Cloudは同じですか?
-
基本的には同じ意味で使われることが多いです。
GCPはGoogle Cloud Platformの略で、Google Cloudは現在よく使われる呼び方です。
日本語の記事やエンジニア同士の会話では今でも「GCP」が使われる場面が多いため、両方の名前を覚えておくと混乱しにくいです。
- Cloud StorageとPersistent Diskの違いは何ですか?
-
Cloud Storageは画像・動画・バックアップなどを保存する「倉庫」です。
Persistent DiskはCompute EngineのVMに接続して使う「サーバーのSSD/HDD」で、OSやアプリのデータを保存します。
Cloud Storageは単独でも使えますが、Persistent DiskはVMとセットで使うものと覚えるとわかりやすいです。
- Cloud RunとCloud Functionsの違いは何ですか?
-
Cloud Runはコンテナ化したWebアプリやAPIを動かすサービス、Cloud Functionsはイベントに応じて小さな処理を実行するサービスです。
ざっくり言うと、「アプリを公開したいならCloud Run」「自動処理を動かしたいならCloud Functions」という使い分けがわかりやすいです。
- BigQueryは初心者でも使えますか?
-
使えます。ただし、SQLの基本を知っていると理解しやすいです。
いきなり大きなデータを何度も分析すると料金が増える可能性があるため、最初は小さなサンプルデータから試すのがおすすめです。
無料枠の範囲内で使えば、学習のハードルはそこまで高くないですよ。
- ブログ運営にGCPは必要ですか?
-
基本的に不要です。
GCPでもWordPressは運用できますが、Compute Engine・Cloud SQL・ネットワーク・セキュリティ・バックアップなどを自分で管理する必要があります。
WordPressブログを始めるなら、ConoHa WINGやエックスサーバーのようなレンタルサーバーの方が圧倒的に手軽です。


まとめ|GCP用語はまず20語だけ押さえればOK
GCPは特にデータ分析・AI・機械学習・コンテナ実行環境に強いクラウドです。
ただし、初心者が最初からすべて覚える必要はありません。
まずこの記事で紹介した20語を「何に使うか」で把握するだけで、入門記事やチュートリアルの見え方がかなり変わりますよ。
- プロジェクトはGCPの作業スペース。まずここを作ってから使い始める
- Compute Engineは仮想サーバー・Cloud Storageはファイル置き場・Cloud SQLはデータベース
- BigQueryはGCPの目玉サービス。大量データの高速分析が得意
- Cloud RunはコンテナアプリのデプロイにGCP内で最も使いやすい選択肢のひとつ
- Vertex AIはAI・機械学習を本格的に使いたいときの総合プラットフォーム
- GCPは従量課金。予算アラートの設定と不要リソースの削除は必須
- 小規模アプリ・ブログ・サーバー学習ならVPSやレンタルサーバーの方が向いている場合も多い
「GCPが有名だから使う」のではなく、「データ分析がしたい」「AIを使いたい」「コンテナアプリを動かしたい」という目的が先にある人にとって、GCPは非常に価値のある選択肢です。
まずは用語をざっくり理解して、小さく触りながら慣れていきましょう。



20語って最初は多そうだと思ったけど、カテゴリで整理してもらったらすっきり頭に入ってきたわ!BigQueryとVertex AIが気になるから、まず小さく試してみようかな。









